一庫ダムに沈んだ風景

最終更新日 2020/7/24

表紙絵
一庫ダムができる前。川遊びをする人が見えます。 一庫ダム完成。水位上昇。 満水。すっかり知明湖となりました。

はじめに

1984年、兵庫県川西市に一庫ダム(ひとくらダム)が完成し、ダム上流の風景は大きく変わりました。 谷底を流れる美しい川、川沿いの道、そして集落が、ダムによって造られた湖(知明湖・ちみょうこ)の底に沈みました。

このホームページでは、一庫ダムができる前からダム完成までの写真約70枚を掲載しています。 ダム以前の姿をご存知の方には、写真を見て懐かしんでいただきたいと思います。 ご存知ない方には、写真を見て今の姿からは想像できない姿に驚いていただきたいと思います。

変わりゆく風景の写真

写真は場所ごとに、一庫ダムがなかった頃、ダム建設中、ダム完成後と、できるだけ定点観測になるよう並べてあります。

地図 1. 龍化橋 2. 龍化隧道 3. 龍化峡 4. 圓山隧道 5. 新圓山トンネル 6. 川西市北部処理センター付近 7. 長原橋付近 8. 知明さくら橋 9. 大ケヤキ 10. 一庫ダム 11. 一庫ダム(南) 12. 保の谷トンネル付近 13. 知明りんどう橋 14. 国崎大橋

注:隧道(ずいどう)は、トンネルの昔の呼び方です。

「写真集 湖底に沈んだ千軒道・国崎道」の紹介

写真集の表紙
著者
塩田豪一
発行日
2007/5/吉日

このホームページに掲載されている写真の多くは、「写真集 湖底に沈んだ千軒道・国崎道」から転載させていただいているものです。 その写真集の紹介です。

写真集は、3000枚の写真から選りすぐった120枚の写真と、水没した地域にあった道、トンネル、石碑、施設の資料、言い伝え、ダム工事関連の新聞記事などで構成されています。

写真集とホームページとの違い

ホームページでは、一枚の写真の綺麗さよりも定点観測に重きを置いています。 構図をそろえるために写真を切り抜いたり、不鮮明な写真であっても構図が近ければそちらに差し替えたりしています。 一方、写真集は、定点観測にとらわれず、貴重な写真が掲載されています。写真集に掲載されている120枚の写真の内、40枚程度がホームページと同じものですが、写真集の方がきれいで鮮明です。